溢れかえる謎、謎、謎! オカルティック・ナイン
溢れかえる謎、謎、謎! オカルティック・ナイン
2016年11月3日 溢れかえる謎、謎、謎! オカルティック・ナイン はコメントを受け付けていません現在放映中でまだ未完結ですが、「オカルティック・ナイン」をお勧めしたいです。
ミステリーやSFが好きな方は特にゾクゾクする程楽しめると思います。
物語の幹となるのが、井の頭公園で256人もの水死体が発見されると言う、かなり
センセーショナルな事件。
当然ニュースでも連日報道され大騒ぎとなるのですが、何故か具体的な捜査状況は
なかなか明かされず。
主人公の高校生や同じ学校に通う得意な占いで有名になり始めた少女、童顔のFBI捜査官、オカルト雑誌の女性編集者、ミステリアスな同人作家等、
それぞれに生活範囲の違う主要登場人物達が、この事件に絡み少しずつ引き寄せられていくのです。
この作品の特徴として、まず謎が多く、且つ情報量も非常に多い為、しっかりと釘付けになって観なければならない点が挙げられます。
台詞が多く重要な事もさらりと語り流されたり、日常的なシーンにヒントが何気なく描かれたりしており、スマホを弄りながら・雑誌をめくりながら等の
ながら見だと、それ等をあっさりと見落とし聞き流してしまうと思います。
先述した様に最初はメインの登場人物達が皆違う生活範囲で動いているので、シーン転換も目まぐるしく、自分の中で整理しながら観ないと混乱してしまうかもしれません。
しかしこれ等の要素はミステリー好きにとっては非常に楽しめるところです。
謎を少しずつ解きほぐし、また新たな謎が投入されながら物語は進行していき、
第六話にて、実は主要登場人物は全員既に死んでいた、という
驚愕の事実が明かされます。
と言っても、ここまでの随所でそのヒントは散りばめられていて、熱心な視聴者は実はそうなんじゃ..と予想していたと思いますが。
皆井の頭公園事件の死亡者であり、既に死んでいるのにも関わらずその記憶は無く、そんな事実はなかったかの様に普通に生活していた…何故、どうやって?
とある秘密研究機関が井の頭公園事件の首謀者らしい、とその端緒をようやく
掴んだところが最新話です。
最近のアニメは大半が原作付きで、このアニメもご多分に漏れず原作のライトノベルがあるのですが、原作はまだここまで
ストーリーが進行していません。つまり、アニメが原作を追い抜いてしまっているのです。
どうやらアニメ、原作はそれぞれ違う形の完結を迎える様で、早く続きを知りたいから原作を読んでみよう、という手も
使えず、待ち遠しい思いで次週放送を待つしかない、というはがゆい状態。
こんなに来週が早く来て欲しいと思えるアニメは初めてかもしれません。
是非動画サイト等で1話からチェックし、この謎に挑戦してみていただきたいです。