シリーズの記念すべき第一作「超時空要塞マクロス」

シリーズの記念すべき第一作「超時空要塞マクロス」

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先日まで放送されていた「マクロスデルタ」を含め、何作もの派生作・続編を

生み出した「超時空要塞マクロス」をお勧め致します。

1980年代の作品ですが、美麗なキャラクターデザイン、革新的な変形システムの

ロボットデザイン等は、現代でも充分通用し得ると思います。

マクロスシリーズの重要な三大要素として「メカ・歌・三角関係」が挙げられ、

形を変えながらどの作品でも取り入れられていますが、初代は最もシンプルで

且つ効果的にこの要素を使っています。

まず、メカ。

実在する軍用戦闘機を模した飛行機が、人型ロボットに変形するのですが、

それまでのロボットアニメの様に再現不可能な無理矢理な形ではなく、

玩具やプラモデルで再現出来るリアリティある変形機構が考えられており、

また、劇中でのその流れるような変形の演出が素晴らしく、男性にとっては

たまらなく魅力的です。

マクロスシリーズのみならず、以降のロボットアニメ全体に大きな影響を与えましたね。

次の要素として、三角関係。

主人公のパイロットの少年と、同僚・上司となる年上の女性オペレーター、アイドルとして人気を得る少女の3人を中心に

物語は巡るのですが、最初はアイドルの少女に憧れていた少年が、戦争で精神的に成長していく内に、同僚の女性に人間的に魅かれていく、

という展開で、主人公の成長に合わせて憧れではなく実存的な愛しさが大事だと気付いていく上手い描き方だなと思いました。

最後に歌について。

それまでのアニメにとって歌とは、OP/EDで流れる子供向けのマーチ的なイメージソングに過ぎなかったのが、

この作品ではその流れを引き継いだのはOPのみ。

アイドルの少女がメインキャラという設定を存分に生かし、現実のアイドルの様に華やかなポップスを彼女が劇中で何曲も歌いました。

音楽を羽田健太郎氏、歌は少女の声優も務めた飯島真理という本格的な組み合わせで、良質のメロディを高い歌唱力で聴かせてくれて、

それまでただの添え物に過ぎなかった程度の評価だったアニメ音楽の印象を、大きく塗り替えました。

また、敵の異星人はそれまで戦う事しか知らず、文化的な側面を全く持っていなかった為、地球の文化に触れると衝撃を感じるという設定で、

物語の終盤、少女の歌によって敵の戦意を削ぎ、分かり合えるという、戦争を終わらせる重要なキーアイテムにまで昇華させています。

古い作品だけに時代を感じる演出や、国内だけでは製作が間に合わず動画を海外に発注した為に作画クオリティの低い回もありますが、

物語やデザインの完成度はとても高く、若い人にもきっと楽しんでもらえる作品だと思います。

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