相棒シーズン1
相棒シーズン1
2018年9月25日 相棒シーズン1 はコメントを受け付けていませんとにかく大好きなんです。特にスタートしたばかりの頃は、何もかもが手探りな感じで、扱う事件も今よりもシンプルだったんですが、そういう所も好きなんです。
最初の頃の杉下右京は、今よりも少し機械的でした。相棒である亀山薫も、最初から名コンビになった訳ではなかったんです。
最初の頃は、右京の行動が理解出来ずに反発ばかりしてるんです。
右京の一言に怒ったり苛立ったりして、それでもやっぱり右京が正しいので、それがまた悔しいという。そんなやりとりも今までの刑事ドラマにはあまりなかったので、とても新鮮でした。
特に好きなのが第10話。犯人により、右京と亀山が怪我をして気絶した状態で発見されるというシーンです。
足を怪我しているのに、弱音を吐かない右京も、右京らしいですし、そんな右京をほっとけずにおんぶしていく亀山の行動も好きです。
なんだか初めて右京が人間らしく見えた気がしますし、亀山との信頼関係もこの時に強くなったような気がするんです。
「相棒」は、今までの刑事ドラマを一気に変えてしまったドラマだと思います。パトカーで犯人を激しく追撃する事もしないし、拳銃が出てきて、派手な銃撃戦になる事もありません。かといって、人情に訴える事もないのです。
杉下右京は、ただ淡々と事件を解決へと導いていくのです。揺るぎない正義感は、見ている人に不思議な感動を呼びます。なぜ、法律というものが必要なのか。なぜ正義が必要なのか、そんな根本的な事を教えてくれるドラマだと思います。